子供の頃、「ポケットモンスタースコミック」が大好きでした。
ポケモン自体にハマっていたこともあって、本屋で見かけたこの漫画に目を引かれるのは自然でした。
私が読んだのは、イエロー編が終わる所まで。
当時は、ポケモンらしからぬハードな内容に引き込まれた記憶があります。
特に、氷漬けになったブーバーが胴体から切断されるシーンなどは、 「え、これ死んだんじゃないの?」と驚愕を隠せませんでした。
いまにして思えば、ポケモンとは本来こういう路線の作品であり、 スペシャルはポケモンという作品をもっとも上手く表現した作品なのだと、そう思えます。
イエロー編の途中までで以後コミックスを買う機会がなくなり、 かなりの時間が経ってから以降のコミックスを購入しました。
大きくなってから、視点が変わってから読んでも、ますます世界観に引き込まれる構成には驚かされました。
伏線の張り方が巧みで、シナリオ構成は子供向けとは思えないほどに高度。
ポケモン好きならば、誰にでも勧められる良作だと思います。